ハードすぎるノーマルリヤサスペンションを、純正パーツを流用してカスタムしてみました。
私がこのカブに乗って最初に感じたことは
「リヤサスが全然動かん・・・」でした。
乗り込んでいくうちに多少は動くようになりましたが、
それでもガチガチに固い。
乗りごこち云々のレベルなら、多少は我慢しますが、
ちょっとした段差が続くと、まるで空荷のハイエースのようにリヤが暴れます。
特に、荒れたウエット路面では非常に怖い思いをします。
この韓国仕様カブ。リヤサスが日本仕様ともタイ仕様とも違います。
日本仕様には乗ったことがないのですが、メディアのインプレや他のブログを読んでも「固い」というコメントはあまりありません。クロスカブやカブPROといったバリエーションモデルがあるので、どちらかといえば一人乗り+小荷物(一応タンデムも可)という汎用性を持たせているようです。メッキのカバーが付いていてカブに良く似合います。
タイ仕様はキャリアの代わりにタンデムシートが標準装備で、リヤサスはプリロード二段階切り替え式です。タンデム時には荷重に適したプリロードを掛けることができるわけです。タンデムステップもフレームマウントです。これは現地の二人乗りニーズに適した装備ですね。
タイの市場においては、配達や運搬といった用途はスクーター等に委ね、レトロルックのおしゃれな乗り物というポジションが与えられたようです。
タイホンダHP
ホンダ公式のアンテナショップがすごい・・・
CUB HOUSE
カブドル?ぴっちょりーなさんのレポートです
ところが、韓国仕様カブには、ノーマルカブやカブPROよりも大きいキャリアが標準装備されています。
ホンダコリアでのカブ新発売イベントでは、若者向けに売り出したかったようですが、
そもそも軽便な移動手段なら安価なスクーターで充分。レトロファッションバイクを愛でる文化も育っていません。
イベント内容とは裏腹に、配達バイクとしての需要を重視しているようです。
だからキャリアが大きく、リヤサスも(たぶん)一番固いのではないかと。
高荷重特化型カブですね。
チューブレスタイヤ/ディスクブレーキ装備である理由のひとつかもしれません。
前置きが長くなりましたが、
「とにかく硬いリヤサスをなんとかしたい!」
ということで、交換することにしました。
カブ用のカスタムリヤショックは、TAKEGAWAや東京堂などから販売されています。
実際に試したことはありませんが、どうやらノーマルよりスポーツ方向に振った商品のようです。
街乗り・通勤・一人乗りといった私の用途を考え、
日本仕様ノーマル純正パーツの 中古品を探すことにしました。
そして、某オークションで落札
AA04ですから旧型角目カブ50用中古部品です。
スーパーカブ110用ではなく
あえて50用です。
届きました。見た目新品のようにきれいです。
早速、取り付けてみましょう。
キャリアを外してからノーマルリヤショックをはずします。
比べてみると、上下穴間の距離は345ミリで同じ。穴径も同じ。ポン付けできますね。
上下ナットのサイズは14ミリ。締め付けトルクは29Nm。キャリアのボルトは12ミリ。
作業完了です。
比較用の動画を撮ってみました。
まずは韓国仕様スーパーカブ110ノーマルです。
このあたりの位置関係を見てください。
続いて、AA04型スーパーカブ50の中古リヤショックです。
移動量が倍ぐらい違いますね。
さてインプレですが、ノーマルのリヤサスが空荷のハイエースなら、AA04スーパーカブ50のリヤサスはクラウンのようです。
柔らかすぎて頼りないかという先入観がありましたが、普通の原付バイクより耐荷重を想定しているのか、ソフトな中にもしっかり感がすごくあります。ギャップの吸収性も充分。
少なくとも、私の使用状況においては申し分ない性能です。
この純正部品流用カスタムは大成功でした。
もし、スーパーカブ110系(JA07/JA10/JA44)のリヤサスが硬くてお悩みのオーナー様がおられましたら、50(AA01/AA04/AA09)用 純正ノーマルリヤサスへの交換をお勧めします。
↓ランキングに参加中です。更新の励みになります。
↓クリックよろしくお願いいたします。
にほんブログ村
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿